今回ご紹介するのはこちらのブランドになります
ブランドプロフィール
- ブランド名:『vasco』ヴァスコ
- 取扱商品:革製品(財布、バッグ、キーケース他)
- 価格帯:バッグ約(20,000~90,000)) 財布(約8000円~60,000))
『旅の道具』をコンセプトに、革製品を創造するブランドです。
パターンから仕上げまでの全工程を一人のクラフトマンがこなしており、まさに一つの作品。もちろんメイドインジャパン。
メインとなる革はもちろん、金具は馬具の補強にも使われるリベットや真鍮金具、ジッパーはヴィンテージ感漂う『UNIVERSAL』とYKK最上級『エクセラ』を使用、キャンバスはパラフィン(蝋)を配合したオイルワックスを染みこませた耐久性の高い9号帆布を使用するなど素材に対する高いこだわり。
革は有害な物質を一切使わずに植物性の天然成分で作られたタンニン(渋)鞣しのフルベジタブルタンニンレザー。
染は丘染めといわれる現在では少ない伝統的な手法の手染め。
革全体を染色する「丸染」や「芯通し」とは違い、革の表面しか染めない手法。それによって色の出方が均一ではなく、独特な色の濃淡が現れる。
そのため原皮の傷は目立ちますが、あえて傷が目立つ染色方法で仕上げるということはそれだけ原皮が良質なものという裏返し。さらにこの色ムラが独特な味となり、ヴィンテージのような風合いになります。
そして丹念な磨き、負荷のかかる場所へのリベットの打ち込み、独自の技法によりさらにヴィンテージの風合いを高めていく仕上げ。
こうして様々な工程を経て出来上がるのが製品という名の芸術品なのです。
ごらんの通り、写真でも雰囲気満点のヴァスコの革製品。
何十年前からタイムスリップしてきたのかと思わせるようなアンティーク感。
創業者の方が元々古着のバイヤー出身とのこと。だからこそ新品なのに何十年も連れ添ってきた相棒のような風格、ヴィンテージのような風合いを表現できるのですね。
おすすめ
財布や小物も多数揃えるヴァスコですが、ブランドを象徴するものといえばやはりバッグ。
素材は基本的には2種類。オールレザー(モデルによって裏地はコットンキャンバス)、レザーとキャンバスの組み合わせ。製品ラインナップもバッグがメインとなっておりショルダーバッグ、トートバッグ、ボストンバッグなど定番のモデルから他ブランドにはないモデルも多数あります。
ラインナップを見ると、あらかじめ欲しいモデルは決めたはずなのに、いとも簡単に購入者を迷わせる魅力的な商品たち。
僕自身も「小さめのショルダーバッグで何か良いのないかなぁ」と探しているうちに当初の予定とは全く違う、大きめの2ウェイバッグを買っていました。
それだけ全ての製品が当初の意思をぶち曲げるほど魅力的なのです。
さらに型を決めても次は色を選ぶのにもまたまた悩みます。これまたどれも絶妙に良い色なんです。
個人的にはブラウンやキャメルといった茶系がvascoらしさをもっとも堪能できると思うので、色にお悩みでしたらご参考までに。
某ドラマでも使用されたLEATHER NELSON 2WAY BAG
出典元:vasco公式HP
サイズ展開豊富なポストマンシリーズも雰囲気ありありです
出典:vasco公式HP
特殊な口金を使った小さめの財布はレトロな雰囲気の中にかわいさも
出典:vasco公式HP
ここで手持ちのLEATHER NELSON 2WAY BAGの詳細画像を・・・
内側にはブランドの刻印入りのレザーのパッチが付いた大き目のポケット
反対側には小さ2目なポケット×2
メンテナンス
革製品となると気になるのはやっぱり雨。vascoの革製品は元々傷や汚れを生かした加工を施しているので、むしろ多少の雨染みさえも味となるほどの許容範囲があると個人的には思います。
とはいっても何も対策しないのは心配なので、定期的に保革もできる防水スプレーで油分も補っていけば問題ないかと思います。
せっかく買っても気に入りすぎてあまり登場回数が少ないものってありますよね?
その点ヴァスコの革製品は、大切に扱っても雑に扱ってもそれぞれエイジングとして違った表情を見せてくれるのであまり気にせずガンガン使いましょう。
こんな人におすすめ
- ヴィンテージ、アンティーク好き
- 土臭い雰囲気のコーディネートが多め
- 汚れや傷を気にしながら使うのが疲れる
vascoはベージュやオリーブ、ブラウン系のような中間色やアースカラーにめちゃくちゃ合います。
ベージュのコート、オリーブのジャケットにvascoのバッグは、あんぱんと牛乳並みの相性です。
女性にもおすすめ?
男心をくすぐるポイント満載のvascoですが、この画像のように女性が持ってもすごくオシャレです。(着用バッグはさきほど紹介したLEATHER NELSON 2WAY BAGです)
ただし種類によっては女性には少し重く感じるかもしれません。しっかりと厚みのあるレザー、真鍮の金具を使用しているので仕方のないことなのですが、男性よりも荷物が多くなりがちな女性にはバッグ自体の重みは気になるところ。
可能ならば実物で・・・と言いたいところなのですが、取り扱ってるお店が少ないので難しいところ。
公式オンラインストアの商品紹介の項目に重量が記載されていますので、気になる方はそちらを参考にしてください。
気になるところ
ここで使用していて気になるところを・・・
まずはLEATHER NELSON 2WAY BAGに関してなのですが、開口部のジッパーがこのように付いているので、ガバッとは開きません。
なので荷物が多いときは出し入れしにくい、見づらいと感じる時があります。
考え方によっては、盗まれにくい、のぞかれにくいといったメリットにも・・・
また、どのモデルもストラップ系はオールレザーなのでどうしても摩擦がおきてしまう部分だけに、服への色移りが気になる方はどうかなと思います。
それとクッションとなる部分がないので荷物入れすぎて重くなると肩痛いかもです・・・
以前は肩に引っ掛ける部分にはフェルトの裏地があててあったのですが。
色移りに関しては淡色を避けて、汗をかく夏場の使用を控えれば大丈夫ですね。
まとめ
ヴァスコのバッグは部屋に置いておくだけでもインテリアの質も上げてしまうというおまけ付き。使って良し見ても良しの逸品。ヴァスコを持って外に出るだけでいつものおしゃれを確実にグレードアップしてくれます。
良いものを所有するという喜びを感じさせてくれるヴァスコ。間違いなくおすすめです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ではまた!